歯科矯正を行う場合、この身体の中でもっとも硬い器官である歯を、動かすことができるのなんて、すごいけれどなんて不思議なんだろう、と思いませんか?
歯科矯正では、歯科矯正用の器具を理解して歯を動かしているのであろうということは、予測がつきますが、それではいったいどのようにして、硬い歯が動かせるようになるのでしょうか。
歯を動かすためには、骨の代謝機能というものを上手に利用しています。
身体というものに新陳代謝というものがあり、それによって肌が生まれ変わったり、古い角質が落とされたり、爪が伸びたり、髪が伸びたりするということをご存知の人は多いと思います。
汗をよくかく人は、脂肪を燃焼させる機能が高いので、新陳代謝が高いなんていう話しもよく聞きますが、そのような代謝の機能というものが、歯にも存在しているのです。
骨の代謝機能、というものを歯科矯正の際には活かすことになりますが、まず歯(骨)に一定以上の圧力がかかると「吸収」という現象を起こします。
「吸収」という現象が起きると、その圧力を軽減しようとして骨を溶かすことによって空いたスペースを作ります。
そしてその空いたスペースには、また新しい骨が作られてスペースを埋める、という働き(代謝)が行われるため、少しずつ歯が動いていっているように見えるのですが、基本的に、この骨の代謝機能を利用した方法では、1ヶ月で0.3ミリ程度のものとなります。
実際に、歯科矯正を希望している人の場合には、歯の移動が4ミリくらい必要というケースが多いため、一度に何センチも動かすことができないので、上手に骨の新陳代謝を利用しても、歯科矯正には1年以上の時間がかかってしまうことが一般的です。
しかしそれでも、子どもであるか大人であるか、成長期のタイミングであるかなどの要素のほか、個人によって歯が動きやすい・動きにくいということもありますので、実際にどのくらい動かすのに時間がかかるかははっきりとはわかりません。
もちろん、事前にある程度の治療計画を立てますが、必ずその通りになるとは限らない、ということを覚えておくようにしましょう。
初めてでも安心歯科入門は、歯科治療について解説しています。
歯科と一口にいっても、その専門性の高さから、歯科の中でもさまざまな診療科に分けられています。そして、それぞれの歯科の診療科の中には、その歯科で働くたくさんの人たちがいますが、歯科医師以外にも、わたした・・・・